滝川昌之のお気に入りの歌一覧
可不可
一雫ひとしづく凍える泪 きみの胸まで刺され 垂氷
7
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ななかまど
木枯らしは力まかせに星を研ぐ大三角形の冬の火は燃ゆ
12
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コタロー
寂しさに池の周りをとぼとぼと歩けば翡翆一羽飛ぶなり
8
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バロンマン
冬の彩は帰宅途中の椿の花と炬燵の上の蜜柑の籠盛り
9
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コタロー
貧しさに耐へねばならぬ薄野を獨り歩けば風に煽られ
12
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煩悩
この扉が閉じられる音を聞け冬が訪れぬ国のあなたは
5
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安芸
お互いに顔も知らない同居人十月十日後お会いしましょう
8
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アスリート
旅人は待てども来ない電車待つ 遠い昔のビッグカクテル
1
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片井俊二
永遠に貴女は未来に振りかえるその眼差しに真珠を添えて
4
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河のほとり
かきくらし山路は雪にうづもれて椿の色のなにのこるらむ
11
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詠み人知らず
かたるより きくことこそが ほんとうは あいのかたちと いまならおもう
8
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舞
いにしえを偲べる山河二風谷の沙流川のぞむ義経神社
5
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新座の迷い人
はらからと 永久の別れと つい知らず 後ろ姿を 見送る我は
6
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び わ
精一杯今日も畑で精を出す手ごわい相手雑草いぬま
5
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新座の迷い人
スーパーで 若者集い 昼食し 談笑しつつ 語り合うかな
2
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銀
開けたてのMarlboroは香りたちいつまでも見てる濃紺の夢
4
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もどり
飛行船をそろって見上げたときの沈黙に似た見知らぬ裸足
3
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へし切
ともに泣き喜びわかつ人なくば花咲く春を如何でたのしむ
18
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KEN
をみなへし こごえて枯れて ゆきごろも あの日の事は 夢と知りつつ
14
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詠み人知らず
真っ直ぐに書けぬ心のアラと技楷書は己の本性が出る
4
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