加祢のお気に入りの歌一覧
三沢左右
目を暝り光を浴びるかのように新しい靴で歩く町並み
19
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三沢左右
カンバスに描き留められし汝が口は両人の罪を嚥み隠しけり
16
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ふきのとう
花冷えにコート羽織りて公園のこぶしの白き濡れ落つるなか
15
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ふきのとう
余震の続く北からの文届き「がんばるから」に涙あふるる
11
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ふきのとう
舞い落ちる花びら集めきれいねと箱におさめる幼の四月
14
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ふきのとう
ふるさとのしだれ桜はわれ来るを待つかのごとあざやかに咲けり
11
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ふきのとう
夜半過ぎ咳き込む吾の背をさする無骨なる手の静かなる愛
26
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芳立
さみどりにかかる仕打ちか奪はれし弥生の空は降りまどふ雨
11
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まるたまる
風のおと雨のおと自然はときに怖いからいま君にあいたい
10
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光源氏
うす紅の珠のしづくにいだかれて思ひに染むる別れひとすぢ
12
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芳立
少女子のうらみの風にからころもかへすこだまは祈りかさぬる
11
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横雲
花の影映せる水を撓ませて掬ふ手優し朧夜の宿
16
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みみ松
ひさかたの平らに照らす国なれば民の心ぞ安らかならむ
6
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恣翁
残りたる 松の梢を 飇々と 鳴らして風の 吹き渡るなり
23
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光源氏
夜も更けて限りの月を見やるれば人の心の花の色節
11
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聴雨
ほつれ髪ほどいて深きため息の寝待ちの月の影を慕ひて
13
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さる
こぬか雨かさもささずに散歩道こころ癒しぬすずしろの花
11
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薫智
隙間からさらりさらりと落ちてゆく握った砂をただ眺めてた
13
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紫苑
新しきを求めよと背を押されしにみのり初めたる歌集を眺む
16
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まるたまる
街灯の下花びらの絨毯の上きみと手を取り踊る妄想
12
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