水中あやめのお気に入りの歌一覧
粕春大君
大和窓 月の桂に吹く風も光に具して入りぬべらなり
16
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光源氏
憂きし世の寄せては返すあだの波闇夜に出づる須磨のうら舟
16
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光源氏
過ぎ行きし時の流れの儚さよ語りし夢を顧りみむほどに
10
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桜園
幼子の桃のやうなる頬さわり羨ましきかな心もやはらか
20
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聴雨
夕まぐれ君が手折りしひと本の花に身を変え命燃やさむ
18
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浅草大将
うつろひし人の心をながむれば今年はうすきあぢさゐの色
13
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浅草大将
短か夜の明くれば長きさつき闇やまぬ霧雨さめぬゆめ路に
20
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紫苑
枇杷の実のいろづきそめし葉のかげをただひとこゑに鳥の鳴くなる
11
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光源氏
なぐさみの雨にうたれてさまよへど思ひの川はいやまさりけり
20
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芳立
生ひたつとみれば月日のふる雪に青きライ麦いまはたへつつ
10
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光源氏
忘れめや衣のみだれの嬉しさを今宵もいとど影を求むる
8
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光源氏
さびしさにふるふ今宵の草枕色そふ月も涙でかすみ
6
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光源氏
くれはつる霞の色のかなしびにまた繰り返す夢のなぐさみ
10
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浅草大将
冬にして千もとの花をながむれば吉野の里の雪のあけぼの
8
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紫苑
つねならぬもの息づけり消し灰を蝶ともまがふ薄明の淵
13
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浅草大将
斑消えの雪間の春を尋ぬればそれとわか菜に萌しつるかも
16
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鴫沢葦穂
かむなぎの清き鈴が音にさそはれて白雪ぞ舞う弓弦羽の宮
10
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光源氏
人知れず涙湛ふる秋草の心の底を知るよしもなく
15
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光源氏
夢を見し几帳の裾をのどめしは迷ひ心を祕めし白き手
7
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光源氏
吹く風になどか心はうらぶれて宿り木求め闇に彷徨ふ
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