紫苑のお気に入りの歌一覧
リンダ
ブルーカラー ホワイトカラーを知った日に父のステテコ物干しで見る
10
もっと見る
みなま
つかの間の晴れの淡海の岸に遊び寄せる花びらあなたを思う
18
もっと見る
みなま
雨風を避けて取り込む実生の木猫に囓られ手負いとなりぬ
7
もっと見る
松本直哉
茶のかをりただよふ宇治の参道のかなたにみゆる金の鳳凰
13
もっと見る
夢士
ビニールの傘を背に立てチンドンと寒さこらえてピエロの笑顔
16
もっと見る
リンダ
筋肉の説明しながら左手の上がらぬ筋を若きが揉みおり
14
もっと見る
舞
寂し街遊郭跡とあだ花を語る老女の酒注ぐ指
12
もっと見る
悠々
うららかや画布にまづ置く雲一つ きみ春色のブラウスを脱ぐ
24
もっと見る
悠々
ひねもすの春のしぐれの窓に凭り そらごと詠みてひとりあそびぬ
26
もっと見る
亜貴
投票日を知らぬ学生いると聞きその選挙権寄越せと思う
5
もっと見る
詠み人知らず
ひそやかな譚詩曲から怪人へ今年も花咲け射手座の君に
5
もっと見る
みなま
後にきて先に老いゆく猫どもに早く早くと急かされている
13
もっと見る
浅草大将
見そなはす眼もすめろぎの大まへに海は戦をなみの穏しく
10
もっと見る
美津村
「サクラチル」「サクラサカズ」さしあたり我が家に不幸あり猫は死にたり
7
もっと見る
みなま
十ばかりもとめきたりしメダカらをあわれと雨の鉢には放てず
8
もっと見る
リンダ
難波から心斎橋へとドラッグストアの袋ぶらさげ大群が行く
6
もっと見る
みなま
帰ろうか一緒に歩いたお堀端花筏浮く淡海の春へ
13
もっと見る
みかるん
戦争に貧困リストラ原子力 だから今、君とキスがしたくて
5
もっと見る
詠み人知らず
日曜の住宅街の午後八時 街灯だけが 自己主張する
14
もっと見る
鞠花
筍を洗ふキッチン水温む春を召しませ笑んでくるるか
10
もっと見る
[1]
<<
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
>>
[780]