粕春大君のお気に入りの歌一覧
河のほとり
もみぢ葉の色をとどむるわが袖のなみだぞ秋のなごりなりける
9
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河のほとり
花もまだ咲かぬ宿にも知る春はけふの朝日の影ののどけさ
13
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浅草大将
いにしへの姿はままにあらねどもなほ雪けぶる富士の高嶺
14
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聴雨
人知れず流れし星にかさね見む遠つみ空をわたらぬ思ひ
11
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デラモルテ
人知れず闇に零れる薄雪の凍気に滿ちる新しき年
13
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デラモルテ
滔々と身を横たへし黒雲を透かして光る新玉の月
2
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紹益
穏やかな 小春日和の ひだまりに 年賀状見て 一人微笑む
19
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悠々
みぢか日の鴉の一羽いづこへか羽せはしなく飛ぶもかなしき
12
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春咲
あづさゆみ 引けば一条 天翔ける 凛なるが寄す 清き矢響
15
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春咲
忘れ草 摘むもかひなし かへらまに 染めにし花の 香ぞ増しにける
16
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河のほとり
夢にても飽かざる秋の色々を尽きぬ思ひになほこそは見め
9
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浅草大将
ひとひらの風の花だに散りもせでそらの空なる雲の上の春
9
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聴雨
流れ落ちる星のやうにふいに舞ひ来る雪のやうに掌に歌
8
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芳立
かさね着てわれし歩けば紅も黄もただ脱ぎ捨つる路の樹々かな
7
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河のほとり
寂しさを残して過ぐる木枯らしはせめて紅葉を吹きな散らしそ
12
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紫苑
名を入れし湯のみ茶碗はなみかぜの四年をかけて対うしなひぬ
20
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大河千紋
たらちねの華より生まるる幸ならで世に何をかを春と云ふらん
6
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春咲
下燃えに 焦がるる身をば 嘆きつつ 草津に入るも なほも癒えず
10
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ほの香
和歌の軸 草書読めぬはもどかしき ただ筆の流れ見惚れておりぬ
6
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ほの香
柿色に残葉は陽を照り返し 柿実りたる里の空恋ふ
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