ケンイチのお気に入りの歌一覧
ななかまど
涼風が朴の若葉をくすぐれば淡く濃くなる母の焼き味噌
12
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名鈴
恋知らぬ かたき乙女か 折らせじと 棘を構ふる 白き野茨
15
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横井 信
心地よい風に吹かれて梅雨前の晴れ間におもう夏のこれから
12
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ななかまど
威を張りてわれに押しよす山並みもレンズ通れば行儀の良さよ
7
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やまざくら
うたのわの 歌人若きや ほのぼのと 吾が歳思ひぬ 籠りし夕べ
7
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白瀬
いつだって連想ゲームで生きている宇宙をたべたい一・三キロ
3
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滝川昌之
モロッコの古いキネマを名に纏い夜の大人を魅了するユリ
11
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白瀬
ペン握り机に向かう午後三時紙の手ざわり隅のらくがき
8
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横井 信
蒸し暑き夏ははじまり再開をよろこび開く図書館の本
13
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ななかまど
足腰の衰え思い見あげれば山の雪線高くなりたり
7
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滝川昌之
ラベンダー梅雨無き北の大地よりその香届けよ蒸し空に乞う
15
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横井 信
ただ過ぎる人の流れに夏草のしげみは揺れる風のふるさと
12
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滝川昌之
ドンと背を押される音に見上げれば下を向くなと励ます花火
16
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ななかまど
ままならぬこと多き日はゆるがせに足に頼りて夕焼け小焼け
12
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滝川昌之
しっとりと湯上りごとく仕上げては梅の実纏う小ぬか雨なら
13
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ななかまど
簡単に知らない人の感情を共有したりスマホを持てば
8
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滝川昌之
海側の車窓背にする江ノ電は 梅雨入り間近 長谷の紫陽花
14
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ryotak
憧れのオルガン弾き撮り掲げぬれど 人目留むることも稀なり
4
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ななかまど
日照り耐えふさふさと葉の夏だいこん辛きを噛んで母恋う日なり
10
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ryotak
INS雲の通ひ路混み閉ぢぬ 時計の砂はとどまりしまま
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