千紘のお気に入りの歌一覧
螢子
あの川を越えてゆきたや君の許七月七日の闇にまぎれて
21
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山桃
笹の葉に結べる歌の短冊の舞へ舞へ星へ君愛しとよ
19
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芳立
しのばるる春はあけぼの夏は宵月みるころはさらに記念日
21
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紫水大夫
地に下りた天の川だと云ふきみと たゆとうばかりの螢火をみん
8
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凍
折り紙でつくった蝉が胸を張り窓の向こうと輪唱をする
7
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たんぽぽすずめ。
夕立の終えて陽射しが吸ふ雨に揺らる千紘の果てなき思ひ
18
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たんぽぽすずめ。
ほっぺたの黒いダイヤが光る時すずめはきっと恋をしている
22
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たんぽぽすずめ。
降るほどに濁る川瀬を行く笹へ焦がれて願ふそのままの君
36
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たんぽぽすずめ。
ぼんやりと揺れてわからず羽ばたいて止まった場所が君の愛かも
31
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たんぽぽすずめ。
たんぽぽの綿毛をつかむくちばしがうたのわと言い夏風光る
38
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垂々
論理的にかたれば冷める夜だからミルキー・ウェイに抱かれてキスを
22
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ふきのとう
美しき焼酎の空きびん捨てがたく花一輪挿してみるかな
13
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ふきのとう
朝採りの野菜抱えて歩みくる夫の笑顔がまぶしく光る
13
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紫苑
既知外と叫ぶ老女の歩み去り路地は夏陽に影をうしなふ
19
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まるたまる
この病神経痛と云ふのだが心に関わる神経症らし
12
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加祢
これしきを苦にせじ空の妹に笑はれぬやうこと精進す
20
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浅草大将
かへり見れば老いの後なき身はうしに力車をひく道やある
15
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聴雨
やはらかき雨に濡れ咲く沙羅の花真白きひだに想ひを秘めて
20
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トーヤ
もしこれが一つの証となるのなら後ろを向いて深くお礼を
10
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まるたまる
ルールとは破られるため存在す秋吉敏子の逞しきかな
13
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