御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
小春空
春の空武甲の山を眺めゐて芝櫻の香の山のぼりくる
5
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うすべに
夕暮れの舗道春めくやえざくら かすんだ影を踏む帰り道
11
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トウジさん
山間の残る桜に思ひはせ虚空に映る在りし日の君
13
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のぶ
めぐりあう気持ちことばを書きとめる和歌で深める一期の縁
10
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鞘森天十里
球を極む蒲公英の絮は支度終え佇みて待つ旅立ちの風
8
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積 緋露雪
文明が制禦出來るか出來ぬかは人智を超えて渾沌の域
3
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かを3
大きめの制服纏いピースする踏み出す道の穏やかであれ
10
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かを3
我の着し和服保護者で今日は着て孫と並びて華やぐ娘
6
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草津和泉守
もろともに恋しかりける昔をば忘れてよとや忘れかねぬる
12
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のぶ
侘しさの明かりに滲むサイモンとガーファンクルの孤独な世界
9
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あけぼの
うつせみの世に出づれどもさぼん玉あはれも知らで消え果つるかな
10
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久迷仙人
子供らの巣立つた家にツバメ來る 南の國の風を運んで
11
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なりあきら
眩しさに うたた寝さえも ままならぬ 若葉のころは 心も騒ぐ
8
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舞
風つくる花の迷路をまよいつつ憧れさがす少年の夢
17
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ひな ろくろう
知らされて俺は死ぬのかと問ひかける弟の眼わすれかねつる
8
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のぶ
鍼を打ち巡る鈍痛口実に教科書を閉じ布団に潜る
2
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しきしま
春の夜の短き夢の間さへ継ぎて咲かなむ桜花かな
11
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卓
溶けるほど わが身照らせよ 月明かり 過ぎた思いや 人達までも
9
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うすべに
浮き立った夢覚めさせる青もみじ わたる晴嵐かすみ追いやる
10
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あけぼの
恋草の伸ぶる丈こそ想ひなれ刈られてもなほゆめに枯れまじ
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