みをつくしのお気に入りの歌一覧
桜田 武
米国の選挙戦犬猿の仲か遮り罵る非はあの人に
2
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桜田 武
木の葉色づき深まる秋の景色ナナカマドの赤き実燃える如く
2
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桜田 武
入院の硬き枕熟睡できず治るものも治らずとぼんやり
2
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名鈴
螳螂の 斧を振り上げ 向かふとも 身の程を知り 負けて逃ぐるのみ
6
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名鈴
文書かぬ つれなき我を 許したまふ 君がまなざし 心に嬉し
6
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滝川昌之
春先に新米だった同僚が慣れたお辞儀で頭を垂れる
13
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横井 信
僕だけの階段のぼりたどり着く小さな部屋にかおる思い出
11
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さちこ
君という魔に溶かされて液体となった私が床に垂れてる
10
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和花
子宮より地球に出でて我が背丈超えゆく吾子の生を言祝ぐ
4
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ユキ
あたたかい 部屋で番茶を 飲みながら お香に包まれ 読める幸せ
2
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滝川昌之
全身の生命力を伝え来て赤子の握る吾の指熱し
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ななかまど
秋の風どんなに悪さしようとも風をいなして芒の穂群れ
9
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樟明子
輝きに呼ばれるやうに地に出れば羽根打ち附ける雨降りつづく
13
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樟明子
潰されてしまひさうなこの身でも瞳を開けて光りを見たい
7
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樟明子
苦瓜の黄色い花は天仰ぐ明日はきつといい日になると
5
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樟明子
いつまでも續ゐて終はり見えぬまま力拔かねば生きてはをれぬ
2
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アガサ
難病の 愛猫さすり 見上ぐれば 幾重もかかる 涙の寒月
6
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横井 信
背表紙を静かになぞる疲れ眼に霞んだ文字の金曜の夜
9
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うすべに
ゆっくりと石段のぼる老婦人 過ぎた年月かみしめている
5
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トウジさん
小隅より見つく一葉セピア色修学旅行小部屋の五人
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