詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
咲き初めのいとしき薔薇の花びらの開きゆくさま花瓶で眺める
17
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詠み人知らず
荘厳なラブホやなあとほんもんの教会やったこれは失敬
6
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秋日好
誰ならば私を受けてくれるだろう? 自分の中に他人を探す
16
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詠み人知らず
人思ひ紡ぐ言葉も泡立つ濁れる沼に沈む虚しさ
16
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詠み人知らず
夕まぐれ早めの帰路に鼻歌をちょっとしんみりセキスイハイム
14
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是瓜
こぽこぽと湯の沸く音を聞いている 待ち人見えぬべとついた夜
6
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滝川昌之
河原では雨期の合図と夏草が湿り気を得た風に頷く
21
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へし切
川面をすべるボートは風を切る夏空しみる赤銅の肌
16
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工藤吉生
貼り紙に近づいてみるとまったくの白紙 窓から誰か見ている
3
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秋日好
もう今はただ眠りたい深更にねだってみたい子守り歌など
13
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石川順一
キューピッド朝の寝起きを悪くするエロスとの違ひ分からなくても
17
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石川順一
印刷と撮影ズレて来る時の時間の隔離果てを見るのか
8
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詠み人知らず
足元の蟻 踏まぬよう注意して よちよち歩く 小さなお尻
6
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石川順一
古き紙使つて印刷するときに詰まつてしまう今朝の事かな
12
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ななかまど
歌ことば探してやおら見上げれば松の芽つんと空を指しおり
7
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秋日好
先生と呼ばれる壊れた日本語を横目に見てはため息をつく
1
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葱りんと
蜜の味 舐めて舐って 吸い取って 私さぞかし 吐くほど毒甘
1
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聴雨
家々の窓にあかりのともるころ夕闇のなか芋くれしひと
6
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秋日好
その肌が温かいうちこの頬を離すつもりはない 闇静寂
19
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詠み人知らず
午後に鳴るユーモレスクに誘はれて檻のベットで夢貪りぬ
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