滝川昌之のお気に入りの歌一覧
美生子
飴色に使い込まれたつげ櫛に祖母の匂いは微かに残る
17
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ななかまど
思い出は寒がりだから忘れずに胸の暖炉で暖めており
12
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ホゼ
森が消えコンクリートに覆われてのっぽマンションにょきにょき育つ
4
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継海
一枚の桜の花びら拾い上げ次の春までまだ迷い坂
8
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恵雪
ゆるとした靴下を履く母のため吾が書き記した名前の残る
10
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へし切
哀しくも老いて永らふ命かなさかりに花の散るを羨み
15
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音蔵 雅秀
愛し子の花見外出 雨で延び 桜散り果つ 葉桜の頃
2
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び わ
にら花がチューリップ咲く間から私ここよと白く小さく
10
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茂作
梨の花君のやうだと云へなくて ただ綺麗だと云つたあの時
16
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夢花火
母性的 子がいなずとも 本能が 君だけ眠る 睡眠薬とは
1
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夢花火
抱き寄せた 女の強み 柔らかく 眠らせ余る 私の時間
2
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敦希
花あかり朧眉月傾ぐころ 散りゆくに紛れ今宵逢はむや
8
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横井 信
吊り革をぐっと握れば満員の春の列車がカーブを曲がる
11
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ハジメ
掃除とは部屋が綺麗になるだけでなく心も綺麗にさせるよ
4
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兎桃
春の田に蓮華少なくなりにけり種子撒くことも今なかりせば
5
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トウジさん
誰某も傷みかかえることなれど願わくは君体厭えよ
3
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兎桃
芝桜覆いし草を引きおけば薄紅に広々と咲く
2
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くりん
手を広げ 花びら受けよと 母の言う白杖の子の 頬やわらかく
8
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夢花火
豚肉に 擦り込む指は しょうが臭 好物作る ひと手間が好き
4
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夢花火
葉桜に 来年また咲く 散り花が 風に巻かれて 妖美な景色
2
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