ほたるのお気に入りの歌一覧
只野ハル
深緑の若葉の雫点々とフロントグラスに跡を残す
6
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氷魚
長いのが勝手に好きだと思ってた髪を切るのに なにを躊躇う
19
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詠み人知らず
曇れれば手折りてゆかむ卯の花をけだしく今宵月のなからむ
6
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螢子
万葉の衣装を纏い庭にたつ家持も見し因幡三山
8
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芳立
反逆の英雄なりし者のうた枠にはめたりNHK
10
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詠み人知らず
雲居より月をいざなふ風もがな我が閨にのみ冴えてかよふを
12
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恣翁
残りたる 卓布の上の 玻璃の酒 半透明な 影を震はす
23
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詠み人知らず
ほととぎす来鳴きて偲ぶ栄えには枯れ木も山のにぎはひとなる
7
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さる
看護師のうなじうつくし採血の痛さもわすれさせる春なり
18
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紫苑
ふたたびの派遣を厭い法犯すまで深からめ被災地の疵
10
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澤部もりか
しにたい、と口に出してはシャボン玉壊れるような心地たのしむ
20
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芳立
君ならで世にやありけるグリーグを奏できはむる姫の美しさ
11
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光源氏
人は人 何をためらふ浜千鳥寄せては返す歌を忘れて
21
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浅草大将
残しおく春のかたみの手づくりに花を染めたる玉がはの水
18
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詠み人知らず
春風の道ゆきぶりに残したる光のごとき山吹の花
8
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聴雨
朝まだきそぼ降る雨の狭庭にて鳥の音の如き蛙鳴くなる
9
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紫乃
装飾が眩しい彼女らの中で酸欠になりながら微笑む
11
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只野ハル
ミドリガメまたミドリガメ池の面僕の足音気にせず浮かぶ
4
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芳立
菜の花にひかり満てれば川ふかくまさりゆくかな葉桜のあを
15
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まるたまる
寂しいと思うぐらいなら恋なんてしなきゃいいんだぎゅっと目を瞑る
10
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