野々花のお気に入りの歌一覧
舞
奥つ城に棲むが如くのいち日を今日も終えたる我が家への道
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みやこうまし
老いの歌、若人の歌と比べても 区別つかぬが短歌の深さ
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夢士
爺の指つかんで起こし何処へ行く絵本読んでと指さしせがむ
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千映
誰ですか 喧嘩するほど仲がいい暮らしてわかる嘘ということ
10
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コーヤ
朝の陽に微笑みかける睡蓮の清しき姿に心洗われ
22
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リクシアナ
君ほどは優しくなれない雨の午後甘く崩れるマロングラッセ
24
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リクシアナ
朝刊は雨の手触り日曜日ケトルの笛を茶葉選りて待つ
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恣翁
車窓より 数多の針の並ぶがに光りて 見ゆる初夏の海
17
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沙久
しくしくと痛む心に気付く背をさするよ君が眠れるように
17
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沙久
百年の恋も冷めると言うけれど愛は冷めないものなのかしら
18
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沙久
手の皺が増えても君と手を繋ごう おはよう、お帰り、おやすみなさい
18
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詠み人知らず
いっしゅんに庭を真白に染めてゆく夏椿とはせっかちなるや
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紫草
背負い込んだ荷物をおろす術もなしわたしの一部となりしこの頃
22
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詠み人知らず
庭に咲く青白ピンク傘の花家族の笑顔浮かびてきおり
22
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へし切
短歌と顔 似合わないとは貴女がね きっとモダンで素敵だからさ
27
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沙久
トータルで素敵な方とお歌から私はお見受けしておりますよ
18
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沙久
「七月の恋は実りませんから」と吾を指差し神様笑う
20
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美津村
人の言葉に心するどくゐる時にかかりし電話にひそみ話す声
8
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美津村
話題絶え気まづく対ひゐる時にベル鳴ればたちて受話器をつかむ
6
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詠み人知らず
子供らの靴やノートやランドセル 此処にあったら 泣いてしまうね
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