ほの香のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
八重桜春の名残りと花笠を拡げし陰に山吹の萌ゆ
17
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夢士
人知れず八重に咲き散る桜花ウコンザクラの一枝手折る
12
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ふきのとう
三歳は雪で遊べる楽しさを自在に描き賞をもらいぬ
14
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詠み人知らず
谷底に並んだ窓に映る灯に 煮物の湯気が見えそうな夜
14
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奈月遥
たまのをの たえだえひかる はるのあめ たはたうるほし みのりはたしか
5
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詠み人知らず
「さようなら」なんて言葉は嫌いです私はいつも「またね」と言うわ
14
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桜園
チューリップにうめつくされし絨毯のごとき畑に歓声あげし
8
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みなま
それぞれにまんがの吹き出しあるような団地の窓の夕げの匂い
15
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みなま
藤の房日ごと色づき長さまし祖母の命もともにのばせよ
6
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みなま
さくら色すみれ藤色ライラックあわいいろまし春はたけゆく
11
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朝がお
一歩一〇秒二歩三〇秒時は止まり老いたる母に季節も止まる
10
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へし切
風なくもはらはら落つる徒花を見つめて偲ぶ君が面影
28
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みやこうまし
この我の我を認める人生を 貫き来たり 孤月の道よ
9
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日向猫
鉛筆で卵に顔を描いてみる ちょっと気紛れイースターの朝
22
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詠み人知らず
この風は水と草との薫りあり 速度を上げて多く摂り込め
12
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詠み人知らず
それっきり帰ってこない末っ子の 運動靴の底の薄さよ
20
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めとろ
「あの子かわいい」ってきみが言ったのは黒く艶めく小さな車
1
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詠み人知らず
気がつけばずっと忘れた恋でした家族となった妻とは別の
5
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紫苑
ゆつくりと夢のつづきを引きずつて地にとまりをり大観覧車
15
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聴雨
しのぶれど涙の水脈のつぎ落ちて文なき闇に咲ける白藤
10
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