猿ノ丞狂介のお気に入りの歌一覧
狭霧
日暮るれば顔をしこたま色づけて主はしゃんと出て行きにけり
2
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狭霧
春暁は桜鼠色枝先にようよう花も咲きいずるかな
6
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聴雨
春がすみ遠嶺は白く儚かり去年に抱きし夢の如くに
7
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やすむ
世界中のすべての謎を知る人はさみしくないかなって余計なお世話
1
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芳立
これまでと心さだまる大地震のうなりに君を思はざりけり
13
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紫苑
行く川の流れは絶えず青柳の辺に過ぐる日は美しきオフェリア
13
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聴雨
桜木のうすくれなゐに心染めあしもと灯す春を忘るな
15
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車男
柔らかく開く花びら匂い立ち焦れし鳥が顔埋めゆく
12
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有為
東京は未だ来ぬ春をこがれつつ窓のかなたに富士のぞむ朝
9
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浅草大将
放射能よりもこわいで大阪に今日も降る降ることだまの雨
14
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浅草大将
花もとに春の燈しのさゆらげばはつか愁ひの影もさしつつ
15
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おだ
たまさかに生きてこそ見れ日のひかり花のつぼみも人の笑みをも
19
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狭霧
君と見し去年の桜は散り果てて今宵なみだに曇る満月
9
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狭霧
一年にひとたび逢うは切なかり百夜逢瀬の朝に死なばや
7
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狭霧
さまよえる魂を鎮めん桜花せめて導と薄墨に咲け
9
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狭霧
この痛みを人の痛みと置き換えて痛みてあらん耐え難きまで
4
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狭霧
今日までの命と知らで契りてし人の言の葉ただに哀しき
14
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狭霧
何とてもうき世に久しからざるに厭うべきかな尚降る雪を
10
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狭霧
白々と霜置く野辺に鶯の初音も寒き朝の風吹く
11
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狭霧
梅園の野点に降れる淡雪は春妬みつつ帯に融けなむ
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