おおしまゆきこのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
夜明け前ほほ擦り寄せて鰹節を ねだる桃子は少し迷惑
14
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inosann
「一番子すでに立ちし」と古民家のツバメ飛び交う客宅で聞く
24
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芳立
どろどろと君によごれぬこの池は爽やかすぎて蓮が咲かない
13
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るるぶる
草叢の激しくゆれて子猫らに乳吸われいる澄みし眼と合う
13
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舞
愛してる君が好きだと吾が妻に真顔で言えば腹グーパンチ
11
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詠み人知らず
人間がとろけることを知ったのは 傍であなたが笑ったときよ
17
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もなca
繁る葉の陰に小さな青い実をいだく檸檬に五月雨は降る
26
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恣翁
月照るも 愁ひに長く閉ざされて 春の記憶は塵に埋もれぬ
40
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恵
あの人が天に召された日のような五月の雲は今日も流るる
30
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只野ハル
曇天の高湿度の午後涼しげにアオスジアゲハ眼前を過ぎ
7
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inosann
暮れなずむ茜に染まりし川面には風紋きざむが如そよ吹く
20
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詠み人知らず
液晶の向こう側にも愛があり 苦もあることを語る文字列
27
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恣翁
輪郭の滲める月に 漆黒の禽飛び立ちて 「唖々」と一声
26
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詠み人知らず
お堂まで半身不随の母背負い命冥加の意味を疑ふ
17
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詠み人知らず
睦言を季節はずれの潮騒にあずけていつか貝殻の中
25
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夏恋
美しい通り雨でしたあなたとの飴色に欠ける三日月の恋
15
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あまおう
今更に母亡き夜は窓に寄り月無き故に隠れ泣き顔
28
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詠み人知らず
麗しく笑む三日月は雨雲に 遥か離れてただ浮かんでる
8
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聴雨
帳おりほがら三日月凛として天路わたるを愛でつ眺むる
2
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詠み人知らず
曖昧に重なる夢と現実を二人分けあう冬のラザニア
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