小林道憲のお気に入りの歌一覧
紫草
百日紅の花の垂りや本心は口にするなとわれに諭せり
27
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ふきのとう
隣から微かにきこえる猫の声このどしゃ降りに行くあてもなく
17
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へし切
ゆく夏の陽射しやわらぐ風の中名残り惜しむか秋茜とぶ
26
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みなま
なんというやわらかさだろう宵の雨線香花火を湿気らすような
22
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芳立
半分を君が残して炭酸が抜けきるまでのサイダー時計
6
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紫苑
昼ひなか迷ひ入りせしおにやんまコンビニゆ出すいかにせしかは
15
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笑能子
ゆるゆると続く営み同じ色再生産も確かな技か
3
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夢士
気だるさの午後のひと時まどろみて遠く近くの蝉の声聞く
21
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あまおう
三球目甘いところへ投げてみて きみの気持ちを確かめている
23
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あかる
波の先きみ待つならばワニの背を我も渡ろうウサギとなりて
8
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詠み人知らず
色褪せた自分が映る写真には淡い想いもぬくもりも無い
17
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松本直哉
まふたつになんきん切ればつやつやとつゆをふくみて大地のみのり
4
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都詩
こんなにも空の果てまで澄める日はワイキキ通りをとおって帰ろう
4
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みやこうまし
木暗れ道夏が深まりうら悲し 蝉の骸を避け避け通る
18
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ながさき
仏とは 「生命」のことを いう言葉 生の仏と 死の仏あり
10
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紫草
考えることをやめれば聞こえなくなりし声あり夕焼け小焼け
18
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木蓮
生きるとは 上手くいかないの連続で それでも徐々に前へと進む
5
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詠み人知らず
ただでさえ暑いこの時季マスコミの戦争特集ほんとにウザい
3
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紫苑
あふのけに落ち蝉の曳かれゆく無言いくさの終のかくもあらなむ
15
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りゅう たいせい
昼下がり過ぎ去りし日々愛おしむ馴染みの喫茶にクローズの文字
3
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