葡萄のお気に入りの歌一覧
紫苑
ビードロの風鈴ぬちに飼はれゐる赤き金魚のゆらりと泳ぐ
11
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紫苑
うす青の薩摩切子に唐芙蓉ひとつ透かせば白南風の吹く
12
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しづく
遠くなる背中をじっとみつめてた右肩すこし低い背中を
3
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あまおう
この恋はきみの相手の電源が入ってないため掛かりません
14
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芳立
みづがきの久しぶりだな都鳥むかしのひとのことは問ふなよ
9
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芳立
うつそみは道こそ迷へうぐひすのはからひもなく鳴くや法華経
10
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かぐら
神さまのいない背中をきつく抱く いのちの弱さを確認しあう
22
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古燈
泣き濡れて眠った方が幸せと思える程の砂漠の夜更け
4
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古燈
六月は憂鬱でいい月だから雨と一緒に流れていよう
7
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古燈
振り向かず恋しておいでいつの日か綺麗になって戻っておいで
9
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古燈
登れない登りたくないない暗闇で今更気づく「落ちた」ってことに
5
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恵
底知れぬ溢るる思ひ薄紅の舞ひ散る櫻に我重ねをり
18
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恵
あなたから卒業したき日もありて泣いて離れぬ日もまたありて
6
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恵
君という甘き蜜より這い出でて一人カフェにてブラックコーヒー
10
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リンダ
飛び込みたい衝動知るか知らざるか防護扉の銀色ひかる
9
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只野ハル
観覧車 ひとまわりして 降りるとき 違う世界に 着いたらいいね
192
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只野ハル
見渡せば田に水張られ鷺の立ち里の景色も衣替えかな
6
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こはぎ
日常の隅に転がる原石を拾い集めてときめきとする
11
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こはぎ
遠くから見守るように微笑んだ君の余裕はたまに淋しい
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こはぎ
傷だらけだから赦せることもあるふたりに夏の陽はやわく降る
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