沙羅のお気に入りの歌一覧
恋花
年の瀬が近づくほどにゆふぐれの哀しき色がまぶたに沁みる
11
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詠み人知らず
開花して一月もの間さきつづく不思議な花よ赤きガーベラ
7
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薫智
いいじゃんか未完のままで終わっても生きた証を僕は知ってる
12
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螢子
一日とて同じ景色でない空を心の奥に焼きつけている
10
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山本克夫
オレンジ色の特急に乗り込む朝のとてつもない運命の予感
5
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薫智
空を見て泳ぎたいって思わない?こんなに広く青いんだから
12
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芳立
わが庭に山茶花ひとつ咲かぬ日にやすらかの世のありもせむかは
5
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芳立
うつろひの野の色めでむわが庭に山茶花ひとつ咲くこころもて
8
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ふきのとう
覚えなき差出人に戸惑うも友の死知れば言葉も出ずに
12
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光源氏
君が見し常世の國のよそほひに我ものぞむる月の道行き
8
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光源氏
たなごごろ返す心の悲しさよ指してあまねし戀のうらうへ
9
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浅草大将
我が恋もそのひとつぶと実りしか南天あまた赤く色付く
15
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光源氏
冬の夜のとにもかくにもいかづちはあなおそろしやお茶も沸かせぬ
9
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紫苑
やまひなき身にやありけむ冬ざれに散らゐてもなほ紅き山茶花
14
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まるたまる
西陽射すリビングルームに臥して見るダイアモンドじゃないただのダスト
14
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浅草大将
あぶり出す恋を肴に呑む夜は一人するめの香に咽びつつ
18
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浅草大将
あからひく肌上にしるき悦びに証すいのちを誰か覆へる
10
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紫苑
ひらかれてひたくれなゐに咲く花の高みにあればこゑあげつらむ
12
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半格斎
図らずも子にひかれ來し渡会の神の御前や腰折りて拜む
13
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まるたまる
赤や黄のブロック崩しに募りゆく早く会いたい京都の紅葉見
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