詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
蔓葵
わがさとに大雪ふれりふみなれし道のゆききも旅ごこちする
13
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真如
白牡丹 伐られし株に しんしんと 夜を込め雪の 音なくつみぬ
10
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滝川昌之
保健室 右往左往の寒の内 学級閉鎖の噂が走る
18
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歌蓮
ゆっくりと首都へ向かって走る日々期待と夢をぎゅっと抱いて
9
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千野鶴子
自らの笑い声だけやけに響く独り暮らしの夜の静寂に
14
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ななかまど
夜に飛ぶ飛行機の音冴え返り眠れぬ夜半の布団に入る
11
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へし切
こがらしの果ては静かな冬の海なぎたる沖の夕波千鳥
23
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愚と楽
ふと気付く ココロに巣食う不安あり 実体はない ただシルエット
7
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コタロー
肉附きのしつかりしたるドーベルマン繩に引かれてしとしと歩く
7
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コタロー
枯れてゆく草花溢れ痩せる樹々落葉蹈む音冬は悲しき
12
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舞
酒酌めど酔えぬ愁いの夜の月の影はつれなく恋はするなと
8
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祈り花
庭に降る六花仰ぎて默し居る祖母の生き來し何をも知らじ
10
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祈り花
雪晴れの朝に故郷思ふのか祖母の微笑み今に忘れじ
10
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詠み人知らず
友の名を手習いの筆で今更に文に書き付け絆の緒つなぐ
9
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秋日好
ホスピスから生きて戻った友人に今年のシンビふた鉢届ける
14
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秋日好
カップ麺のおもちにひとり感動す存在抹消堪えていたのに
16
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詠み人知らず
はじまりを産声くるむ絹糸の光沢に託し染まるしののめ
15
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詠み人知らず
薄墨を伸ばすごと匂う傾光の若芽の声の滴り強く
14
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林林
ふううって息を吹いたら温かな湯気が応える冬の味噌汁
24
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横井 信
きらめいた 氷の張った 水たまり 朝日を浴びて 静かに溶ける
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