秋日好のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
曇り空 色とりどりに紫陽花の萌えて知らしむ 梅雨のきざはし
25
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みやこうまし
身近なるわが死語ればだんだんと 真顔に成りぬ子等の面持ち
21
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恣翁
杉林の暗き木末に 山鳩は 穏やかに喉鳴らしたるかな
28
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へし切
涼しげな絹ごし豆腐の冷や奴夏の暑さをしばし忘れて
35
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詠伝
言葉から溢れる雫は染みこんで身体を巡り息づいて行く
8
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詠伝
脳トロりん遠い臙脂の屋根の色を桜の木だと見紛う程に
2
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詠伝
汗かくも眼鏡男子は涼やかになんでそんなにイイ匂いなの
9
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詠伝
絞め殺され彼女が転がる六畳間ばかに近くで金魚売りの声
4
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詠伝
明日の為うらぶれ破れた心臓に今夜も撃ち込めトランキライザー
7
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へし切
梅雨が来る時になりぬと紫陽花は君を想ひつ色あざやかに
27
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詠伝
電車のなか置き去りになった影が揺れ足りないままで帰路につくひと
7
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詠伝
産もうとする風はしずかに吹いていますああ首すじのあせもにしみる
4
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詠伝
夏の日へ誘うようにアカシアは甘やかに香るランプを灯す
10
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詠伝
あやとりで一人遊びは保留してやさしい夢へと向かって往きます
19
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みなま
あのひとの毒にも薬にもならぬただ透明な水になりたい
13
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詠伝
文字という快楽があり毒があり薬に出来るか自らに課す
18
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みやこうまし
八十三 薄き余命を子にすれば 死より気にする やまいだれ
21
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inosann
優しげに見上げてくれてるタンポポはうつむく僕の太陽みたいだ
34
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詠み人知らず
わたくしは秒の自乗で落下して着地したとき肉塊と化す
6
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恣翁
中庭の青桐の影 ちかちかと廊下に光れり 拭き抜きたれば
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