白亜のお気に入りの歌一覧
螢子
さくらさくらその花ごとのいろありて心の眼にて眺めてをりぬ
7
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田中ましろ
キズつけるたびに二人の濁点をかき消したくて夢中でしたキス
6
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ほたる
カプチーノ 一杯分の満足と シナモンほどの 自己嫌悪あり
8
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おぢ丸
ひたむきに咲き盛り散る桜木の春には春の哀しみのある
12
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音波
この駅が世界のすべてだったころがあった桜がまた咲いている
18
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山本克夫
校庭をうす桃色にそめてゆくさくらはわかれの記憶でもある
13
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メガネ
うつせみに君が花のあるならば我らの傍にそつと咲くらむ
28
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浅草大将
音に聞く心が浦は霧深く船出に迷ふ恋の八潮路
9
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紫苑
花冷えは灰色の貌と乳色の翼をもちて春を妨ぐ
2
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紫苑
風花の舞える朝の春蒼き風に溶け入るムスカリの瑠璃
5
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ゆら
恋をせよ諸手をあげてここにある風の原子を感じるように
33
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栞
音もなく重なってゆく群青の闇と孤独に身を浸す夜
12
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紫苑
夕づつの街は驟雨に抱かれて紅碧色のうみにたゆたう
8
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仁 呼
きみの香に 知らず知らずに 寄せられて まさか戀とは 思ひも寄らずに
8
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仁 呼
陣中を 見舞えば花の一つなく 実の四角なる 本の花咲く
5
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仁 呼
仲春の京東山 夜は冷えて 灯ゆらり 花燈路ゆく
7
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浅草大将
夢路には渡るも易き逢瀬川などやうつつに淵ぞ深けれ
7
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紫苑
櫛折れし夜は寂しさかぎりなく思い巡らすこと多かりき
8
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高橋翁
生まれ来て七十日になる君の笑う姿に力をもらう
14
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田中ましろ
しなやかな指でドレミファシドと弾く貴女に教わる ソラの飛び方
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