デラモルテのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
調律が合わないままの黒鍵をなだめるように雨音のする
27
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桜園
歌詠みて梅美しきを知りけるに自然愛でるる歌はすばらし
23
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ふきのとう
群青の空に君はいま旅立ちぬ果たせぬ夢を胸に抱きて
21
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桜園
悲しみに凍りし心も融かすやうな優しき雨ふる雨水の朝に
24
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舞
この冬をよくも越したり老い桜耐えし命の花よ咲け咲け
12
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詠み人知らず
いつまでも上手く弾けない夜想曲 月のない夜は殊更のこと
21
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恣翁
縫ふ手止め 額に眼鏡押し上げて 何の用かと目を遣る老女
31
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市川春水
無人駅 そっと飾られた水仙はどこのどなたの こころづかい
15
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まぽりん
咲きもあへずほろほろ散りぬ白椿やがて消ぬべき雪の恋路に
29
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桜園
君の声聞けば心の落ち着けり亡き父に似しやさしき響きの
26
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もなca
手を合はせ祈る横顏おだやかで何やら美し母のゐずまひ
18
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市川春水
しあわせの色にそまりし菜の花をわたるこの風いのちつらぬく
20
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紫草
とりどりに傘をかしいで子らはゆく春の糠雨やさしく降れば
35
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杜若 撫子
「花嫁さん似合うだろうな。それまでは生きていなきゃな。」そんな遺言
3
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紫草
「おかあさん珈琲」と言いて座りたり言葉少なに娘は甘ゆ
20
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舞
天上の花散る如く音もなく舞い降る雪にひと日埋もれて
15
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ふきのとう
音もなく凍てつく夜は薔薇色の湯船につかり疲れ癒やさん
14
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桜園
冬枯れの庭に灯りを灯すごと寒椿さく紅一点に
27
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舞
咲く春を夢見て待つか福寿草深雪の下に知る人も無く
15
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詠み人知らず
染め色を忘れた白き紫陽花の憂ひを包む雨の囁き
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