葱りんとのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ネクタイが風に吹かれて背に回り 日常なんて それで壊れる
15
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月虹
溶けかけた路肩の雪は幸せの色をしてると気付く一月
26
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乙女田虎子
真っ赤にはならない程度の嘘をつくカッペリーニは君の後れ毛
5
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あんとん
お人好し イランカラプテ よく来たね ホットミルクに きな粉でも飲む?
6
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へし切
詠む和歌の言葉の変換ミスをして拍手を得ては後の祭りと
19
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詠み人知らず
そうやって憎しみ育てているうちに 君が疎まれ 朽ち果てるのだ
16
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常夏 葵
香水を まとう私は 作り物 あなたの香りは 香水以上
4
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林林
伸び方のゆっくりな葱に変わりなき笑顔でおはようお水を替える
14
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へし切
うつ伏せば首をもたげて吾を見つむ孫の笑顔にしあわせ貰う
23
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桐生賄
校庭に タイムカプセル 埋めたっけ もう場所さえも 分からないけど
12
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恣翁
手盥の冷たき水に犇きて 寒蜆 闇にささめきつらむ
19
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林林
未だあの揺れの中にいる義妹にあえて連絡取らずに黙祷
16
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只野ハル
とんど焼きくべるものなど持たぬ故神社の中を覗き過ぎ行く
11
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詠み人知らず
肥大した君の自負には需要なし そういうことだ 帰ってよろし
15
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只野ハル
クラウドの向こう側にもビール飲み歌の浮かぶを待つ人ある也
13
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へし切
老いてなほ吾も詠みたし恋の歌 言の葉なれば許されもする
22
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へし切
成人の覚悟のあれば 死に衣装 これぞ男の婆娑羅の粋と
24
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まつり
かりかりとラメが剥がれてゆく爪に隠しておきたいやわらかさとか
6
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詠み人知らず
生きている息するだけで有難く 朝のみそ汁 いっぷくのお茶
16
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工藤吉生
ひとつぶのホクロみたいな天体の中でもぞもぞ終わる一生
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