御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
シチリアの風を溶かしたレモネード デキャンタの汗爽やかにふく
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綴迷停
落ち着かぬ季節の神の悪戯に流るる風も定め見捨てて
2
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蔓葵
夏やとき初音や遅きほととぎすあやめも知らぬ雨のふるさと
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蔓葵
寝られずよ五月を待たで降る雨にやま時鳥来鳴きもぞする
9
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葛城
初夏の陽の陰を設けし一本の夏柳に寄り喉を潤す
15
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河のほとり
ほととぎす声まつ頃はもの思ひも梢もしげきみ山辺の里
8
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ななかまど
皐月にはいい想い出があるごとく牡丹の紅を離さない女
9
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うすべに
山あおく緑の雨に洗われて 破れた神の衣をまとう
10
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KEN
あを麦の 穗波の向かう まだありや わらべの我の 永遠に住む国
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蔓葵
物思ふといとひやはせむ時鳥君がありかを語りあかせよ
11
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柊+
待ちてとく とけば乱るる黒髪を 宥めるがごと飾る紫陽花
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芳賀理音
春愁の後鳥羽院詠む和歌一首「かぎりあれば」に鯨吼えたり
4
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松本直哉
かぜふけばななめになびくけむりみゆはかなきものはいのちなりけり
4
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へし切
五月雨に寝も寝られずに短か夜の夜深く鳴きぬ山ほととぎす
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草木藍
出勤の朝には疎し雨なれど夜は雨音癒しとなりて
7
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葛城
語らへば舊懷の情やみがたく遣り取る盃の乾く間もなし
7
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桃山
和菓子屋の老舗の暖簾も懐かしく選ぶ心の弾みも嬉し
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西村 由佳里
箱の中立ったまんまの鉛筆は色とりどりに我を誘って
8
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河のほとり
ほのぼのと木々のしづくをみがく日もまだ晴れやらぬ夕立のそら
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葛城
體力も氣力もありし若き者の手もなく逝くは悲しかりけり
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