幸子のお気に入りの歌一覧
ひよこ豆
柿色の夕焼け雲を引っ張りて飛行機雲は夜に隠れる
18
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ひよこ豆
さんま焼く音を聞きつつ待ちきれず大根おろしで冷酒ひとくち
21
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滝川昌之
子どもらの網をかわしてホバリングまだまだトンボは秋に停まらず
26
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滝川昌之
何フィート高くなったか秋空よ夏色褪せる雲を散らして
28
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滝川昌之
子育てを終えた燕の空の巣よ夏の初めに吾と戻れよ
27
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詠み人知らず
秋立つも未だ焼くがに射せる陽に褪する垂れ簾の陰ありがたし
22
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横井 信
みちのくの久慈の琥珀に閉じ込めた時間に触れる君の指先
18
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KEN
身を捨てて焔となりし若人の歌讀み返す幾度幾度も
22
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詠み人知らず
きれいなの集めたかった手のひらは空虚の螺旋を白くかききる
14
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千映
夕方に写し出された外灯の吾の影少しウエスト細い
10
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詠み人知らず
ひとふしの言葉で浮かぶ光景が彼と私で違う素晴らしさ
13
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滝川昌之
「存分に輝きました」とヒマワリは首(こうべ)を垂れて夏を見送る
31
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詠み人知らず
何事か挑みて確と陽報のあらば誰でも挑みたるべし
11
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詠み人知らず
怠き身は炭火に烟る肉の香に 重きペダルの回転停めてき
10
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詠み人知らず
電脳の海の中だに斯くあるを 現の様ぞ推して知るべき
11
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詠み人知らず
濡れながらおののきながら殻を脱ぐ 平成最後の夏の終わりに
14
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詠み人知らず
戯れ合ひて 息鎮まれば 夕焼けに影法師ふたつ重なりたりつ
18
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コタロー
すたすたと音も立てずに野良猫は次なる場所へ道路を渡る
9
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舞
幾億の光年の星ともる夜にひとりのひとを愛す不可思議
11
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石川順一
上弦の月が夜空に昇る頃昨日と同じルートを行けり
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