詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
煩悩
薪のない暖炉を愛した罰として木製扇風機の図面を描く
8
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煩悩
ひぐらしの羽根をたくさん集めては詰めこんでいくランドセル水色
10
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藍子
青柳のそよぐ姿の静けさに喜怒哀楽も隠してみたし
16
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詠み人知らず
外国の「差別するな」の根底の既成概念そこから異なる
10
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詠み人知らず
心模様 男も女もあらで あるものを 他人の理解の及ばぬ哀しさ
14
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リクシアナ
春の霜とけて蒼空映す田に白鳥群れて落ち穂ついばむ
23
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リクシアナ
円錐のグラスの紫カクテルとボサノバ甘き春の黄昏
16
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翠燕
何気ない 日常一番 幸せと 気付けし今日の 夕餉の時
9
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KEN
なずな摘む乙女の髮はさらさらと風に淺香の今日の午後かな
16
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滝川昌之
名も知らず十数年も顔馴染み同じ車両の戦友が消え
24
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へし切
降りしきる雨に若葉はつややかに日がな一日ながめて暮らす
25
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横井 信
なぜここを歩いているかわからずに空を見上げる夢を見ていた
18
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灰色猫
浮かんでは消える言葉が降りそそぐ未完の歌は未完のままで
31
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夢士
春の野や今が盛りと蛍草青き花弁に春の陽を受く
19
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石川順一
石の道登れば落ちぬ様にする緊張感が自信を覆ふ
10
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夢士
蒲公英の綿毛まあるくそよぐ風真綿の野原 も少しこのまま
12
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横井 信
堤防に舞う花びらに託された幾多の想い何処へ向かう
10
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藍子
団子より娘と見たい夜桜よそれを頼りに我闘病す
13
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灰色猫
凶暴な子猫のままで生きてゆく麦茶のパック破るくらいの
18
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滝川昌之
大海へたどり着けない大勢の淀みで溜まり眠る花弁よ
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