ゆびきゅのお気に入りの歌一覧
ほたる
葉桜の唸りを聞けば理由なき不安が胸に覆い被さる
16
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猿ノ丞狂介
袈裟着泣き御髪おろさぬ若坊主鬼の檀家に髪を刈られむ
13
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詠み人知らず
神苑のピンクの薔薇に陽がそそぎ天使のやうに光りかがやく
18
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聴雨
墨の香のただよふ如きこの夕べ細き弓月に立ち添ふる星
27
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リンダ
交じれども男女の溝は埋まらずに五月生まれの吾と雲なり
10
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粕春大君
皐月晴れ天地離るれば雛龍の父母を慕ひて蒼穹に立つ
14
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三沢左右
分かってる、次の場所へと行くためと 駆ければ後ろになびく黒髪
9
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螢子
何事も極めることなき我なれど薔薇は次々花咲かせをり
19
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紫苑
青梅を掌にころがせば逢ふ瀬なき君がかひなの産毛まぶしき
15
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やすむ
日曜の宵風に負けとんでいくあんなに赤い犬の冬の毛
2
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詩月恵
足下の勿忘草の青ばかり見つけてしまう忘れたいのに
11
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田中ましろ
ひらひらと舞う蝶 自由を愛してるあなたは影を踏んでも逃げる
11
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林ユキ
アレチノギク、アレチノギクとつぶやけば、いのちみなぎる五月のくさむら。
10
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リンダ
毎年の恒例なりし誕生日、今年は吾子の奢りでランチ
6
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天野
まだ胸は穴がぽっかり空いたまま 今なら君も紛れ込めます
2
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志慧
ポータブル目覚まし時計にきらきらと恋の死骸は散らかっている
3
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螢子
実を結ぶ種をとらむと待つ我を嘲笑うがごとはじけ飛ぶローズ
8
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れん
薄氷貴方のまぶた滑る爪透けた血管が星座を繋ぐ
5
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螢子
日に日にと膨らむ檸檬の蕾には香を待つ我の想いもつまる
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みづ子
狼が目を真っ赤にして知らぬ間にうさぎになりぬ寂しいんだね
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