夢士のお気に入りの歌一覧
紫苑
潮騒の香のちかぢかと匂ひきて吾を待つひとは岬のむかう
5
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紫苑
すきとほり藍のいのちを終えにけり全うするとはかういふことだ
10
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紫苑
黙さざる水の面を打ちすえるがに濃きくれなゐの日の照り映ゆる
9
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紫苑
芸術を愛でゐる人とさしむかひそを聞きをれば夜の更けにけり
15
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日向猫
なによりも震源をまず確かめる 不安がつのる深夜の鳴動
26
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詠み人知らず
ぞっとするさっきの虎の咆哮は 鳴っていたのだ下水管がね
12
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横雲
吹きどよむ春の嵐の身にしめり花咲きそむるひともとゆゑに
1
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芳立
春だからデートだなんてくだらないけふもわたしはスタバが似合ふ
6
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恣翁
ウイスキーグラスの 冷たく光りたり ジャズと紫煙の取り巻く卓に
31
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桜園
空豆をにこんでつくるポタージュを春と喜ぶ姑の笑顔に
20
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詠み人知らず
変顔をつくる私は照れるけど皆が笑えばそれで幸せ
11
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詠み人知らず
雨音が哀しいメロディ奏でればメランコリーがこの部屋みちる
10
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詠み人知らず
その人は心細げに吾みつめ戸惑うように微笑みかけた
11
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みやこうまし
春立てば紅白交じえ梅の木々老も若きも花傘ひらく
12
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南美帆
木蓮の花を見上げて手を繋ぐ娘もいつか離れゆくのね
23
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紫草
禁断の青い実食べて石になるそんな感じの石像にあう
14
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詠み人知らず
花柄のスカートのうえで膝枕お花畑の夢を見ていた
8
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詠み人知らず
春寒の扉あければうぐいすの発声練習たどたどしくも
8
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詠み人知らず
地震感じめざめてみれば受信箱遠つ君より慕はしき文
8
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ほの香
置き去りの恋のピースが符合してウナセラディ東京ふたりで歩く
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