煩悩のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
あたはざる夢はかなさの人こひの熾火の炎沒つ陽の刹那
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吉野 鮎
うつぼぐさ冬ざれの道霜の朝蘇る陽に新たを芽吹く
10
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吉野 鮎
きみ心空なる人の僞りに海面漂ふ下弦の月影
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吉野 鮎
あなたの底ゐに覗くもの また 水底に積む澱にもにて
13
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滝川昌之
飲み過ぎて湯から出された柚子の様な顔でもう一度朝湯に浸かる
19
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灰色猫
華やかな聖夜に灯るキャンドルは幼き恋に奇跡を起こす
13
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灰色猫
星々にひたすら腕を伸ばしたの気づけばわたし聖なるもみの木
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灰色猫
照れないでけど照れちゃうね雪の降る聖なる夜の恋人つなぎ
17
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横井 信
颯爽と 冷たい空気を 走ってく 姿を見つけ 背筋を伸ばす
19
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横井 信
メロンパン 味覚狂わす 薬飲み 苦味を癒す 懐かしき味
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石川順一
夏草が生えて居た頃思ひ出すマルバアサガオマメアサガオも
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石川順一
袖が触れ多生の縁を大袈裟に語る私を咎める私
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石川順一
指定席どかねばならぬ居酒屋でメキシコカクテル飲みし木曜
10
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林林
北海道から神奈川へ旅をした南瓜を煮れば北国の唄
17
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滝川昌之
冬の陽を背中に受ける帰り道少し疲れた影に向かって
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灰色猫
白鳥は冬の泉の藍色に染まらぬことの野望を秘めて
15
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灰色猫
厳寒をまたひとつと越えるたび男鹿の角は偉大さを増し
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灰色猫
悲しみに武装しているその人の牙城を崩す愛をください
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灰色猫
冬の陽に薄まりながら伸びてゆくわたしの影の旅立ちの日です
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横井 信
ポケットの 切れた輪ゴムの 使い道 探してみよう のばして遊び
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