御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
さいおん
五月雨乃 置迷而之 夏草乃 茂生布波 常有目八方
9
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ななかまど
八重に咲く牡丹散りしく花ござを見尽くすほどに深みゆく空
11
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燃えない薪
わがつひの 住処となれし いほりにて みだれし草も しのぶなみだは
3
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綴迷停
春日和桜と共に呑む酒に淡き色した思い出散りて
3
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コーヤ
雨ごとに みなぎる力 溢れみせ 色変えてゆく 紫陽花のはな
6
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つばす
梅雨合間白き花咲く泰山木 月夜に浮かぶ妖しき通り
5
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KEN
稚児あやす 白き腕に 和らひで 風触れるかも 早苗吹く道
10
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河のほとり
踏みまよふ夏野の草のかりそめに見し面影をたづねてぞ来し
10
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恣翁
初夏の風は わづかに紗を揺らし 午後の空気を震はせたるか
20
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横井 信
五月晴れ雲の隙間の青色にとけてく夏のひとりの時間
13
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KEN
わが子見ぬ 愁ひこぼさむ 葉に隱れ 千重頻く頻くに 哭く鳥のあり
10
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詠み人知らず
頬をつねり 待たせたことに 怒る彼 笑顔で喜び 幸せを誓う
4
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草木藍
山あいの小さな棚田水鏡空を写すも猫の額に
6
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葛城
物音のひとつとてなき朝の庭に引かれるを待つ青き草ぐさ
14
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舞
紫丁香花衣解く夜の秘す闇の花とのみ知る色も香さえも
9
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蔓葵
いそのかみ古きよろづの言の葉に思はぬ露をまたも置くかな
14
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うすべに
青梅のうぶ毛にまるく雨粒に春の追憶うぐいすの声
7
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横井 信
夏草の小さな花をひとつずつ紋白蝶は静かにめぐる
13
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空き缶
田水入る普段の町が逆さまに映る水面に双極の猫
5
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草木藍
日陰にぞどくだみの花群れ咲きて白き十字は明るさ点す
10
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