白亜のお気に入りの歌一覧
詩月恵
夕闇にほおずき灯し庭先でお帰りなさいと君を待っている
16
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浅草大将
秋は来ぬ今朝は初風たつた川から紅に明けそめてゆく
11
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たんぽぽすずめ。
紫にあけびの染むる秋となり褪せぬとねがふ恋に雨降る
13
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たんぽぽすずめ。
十屯の 荷揚げを終えて 七人の汗を真夏の 雲へ捧げむ
13
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紫苑
やはらかく寄せては返す水の掌はつつめる石をまるく転がす
14
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詠み人知らず
ゆうぐれに待つは寂しの薄紫 白の芙蓉と月見て萎まず
12
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詩月恵
始まりは十七文字の恋だった想い託すは三十一文字に
10
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浅草大将
時として夏の記憶は飛ぶ雲の空の青さえそこだけ白く
19
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詠み人知らず
浮世にて 不快指数は100になり 鞄の中の詩集に潜る
22
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詩月恵
こんなにも遠かったんだわたしたち 展望台から君を眺めて
22
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詩月恵
寂しいを涼しいにする金魚玉 ぼくだけの海ゆうゆう泳ぐ
20
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紫苑
代講をせし一刻に日本の亜細亜における加害を伝えし女教師ありき
10
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浅草大将
夕さりて今日も一日を生業の我歌人にまたかへりゆく
14
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螢子
「天上の青」といふ名の朝顔を育てておりぬ天への憧れ
15
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文月郁葉
しわくちゃのシャツごと抱かれ満ち足りた世界がそこに広がっていた
5
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たんぽぽすずめ。
よろめいた人を支えた優しさは宇宙を巡り おそらく戻る
32
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浅草大将
故ありて今はこの環を離るとも君言ふなかれ歌の別れを
23
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浅草大将
ぬば玉の夜空に砕け散る花は咲くも一時うたかたの夢
6
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浅草大将
耳なしの山に聞き得ぬくちなしの花を何処にかぐ山やある
14
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田中ましろ
空が青い理由はあるが探さない そういうもので世界はできてる
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