夢士のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
地下鉄を降りて上がれば植物園 「ここよここよ」と花が手招く
10
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河のほとり
花の光絶えにし杜はうぐひすの鳴けどもまどふばかりとぞ聞く
5
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詠み人知らず
クレマチスほころぶ庭に半袖の娘帰りぬスキップしつつ
8
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桜町
吹く風に蛍の影のたなびきて星の降るかとあやまたれけり
4
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桜町
とふ人もあらぬものから寂しきに庵のしるべに結ぶ夏草
4
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桜町
袖濡れぬ時はなけれどみな月の禊ぞこれとけふはこたへむ
3
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南美帆
「望月に火星接近」メールして遠くにいても寄り添っている
4
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紫草
耳の遠くなりたる母とかみあわぬ会話かわしつ食ぶよもぎ餅
21
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南美帆
薄紅のハナミズキ萌え高校の渡り廊下は恋も芽吹きて
5
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芳立
原子力ムラにだまされのちはただ反原発の嘘のまにまに
5
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横雲
かひあれとともに拾はむ桜貝色変ふらめや花散りぬとも
4
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詠み人知らず
湯浴みして床臥す母のほのあかき土踏まずにも春や来たれる
17
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詠み人知らず
やすらはじ戦に死にし祖の霊戦の後の世を葬らば
6
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へし切
淋しいと心の中で独り言鬱気にこもれば弱虫さわぐ
22
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河のほとり
いつのまに花や散りぬる憂きことの多きを嘆くままに過ぐして
7
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恣翁
夜に聴く 胡笳の調べは折楊柳 春酣の都思ほゆ
28
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みやこうまし
酒飲めぬ我の悲しさ寝もやらず何かすべしと何かが迫る
15
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詠み人知らず
化粧などとうに忘れし吾なれど そっと紅さし春によりそふ
12
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紫苑
吉祥の文えがかれし袂よりくがねの蝶のいま飛びたちぬ
4
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紫草
夕されば花びら閉じるチューリップ身を固くして月と対峙す
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