ほの香のお気に入りの歌一覧
恣翁
落日は 徐々にその影拡ぐるに 今 休息の中に入る浜
20
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朝がお
一葉の喪が知らせる終止符は半世紀の朋の笑む貌
6
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朝がお
中原に鹿を遂いし吾身なれ いにしへ語り筆もつ事とす
4
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みやこうまし
もみじ葉を抜けて差し込む秋の陽の紅き斑に小道を染めぬ
16
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ぺんぎんくらげ
隙間風 冬運ばれた 実家では 何も通さぬ このワンルーム
4
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光源氏
つれなきや一夜の夢の濡れ落ち葉身にしむこゑを後に殘して
9
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光源氏
いとをしき思ひをむねにこがれども落ちゆく月の影も見ゆらむ
12
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朝がお
地平らかに天成る旅人今はるか過門不入 深淵に臨む
4
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光源氏
けふもまた戀のゆくへにしぐれをり過ぎがてに見る夜半の月影
10
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薫智
雨で知るより添う傘の小ささも耳の後ろのほくろの位置も
23
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詠み人知らず
もし歌に香りがあればすれ違うあなたをきっと見つけるだろう
17
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舞
枯れ葉舞う歩道をゆけば顧りみる事々もあり秋暮れるころ
10
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朝がお
おぼつかな 誰ぞかしらむ 朝つゆのたえまに見ゆる道ゆく方
4
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光源氏
何想ひ月を眺むや鹿の子は春のけはひにそぞろうつろふ
7
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光源氏
あるはなく色に見ゆらん春風に久しくとへり梅のうぐひす
13
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光源氏
秋風にいるさの山は色づきて夢路にまよふ影もあるかな
15
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詠み人知らず
九分九厘手中にあったその人は 富裕とやらに連れ去られゆく
14
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恣翁
葉を落とし 高き欅は 刺し網のごとき上枝を 空に透かせり
25
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詠み人知らず
果物のやうに追熟させむとて机上に放置す青き思想を
8
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詠み人知らず
八つでなく奇数に裂けてヤツデの葉はつふゆの陽に手をさしのべる
4
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