白亜のお気に入りの歌一覧
紫苑
びいどろの風鈴つるしかすかなるそよぎたのしむ土曜日のあさ
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詩月恵
オレンジの月に腰かけ眺めましょう欲張りすぎた想いの最期
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紫苑
胸底に棄てえぬものを沈めおき君の海なる蒼茫に抱かれる
8
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紫苑
我がこころなぜ鎮まらぬ宵明き波にただよふ海月にも似て
7
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紫苑
ひたすらな蒼にむらさきと乳色を一滴おとす秋のはじまり
9
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紫苑
わが髪にのこる煙草の移り香にきみを愛しみほほえむあした
18
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紫苑
ひとつだけ掴んだものが未来なら小鳥のように空へ放とう
18
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紫苑
人肌の刺青を洋燈の傘にせしナチの暴挙を君は知らずや
10
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田中ましろ
猫は走る 瞳に海を宿しつつ走るただ走る 生きるとは何か
2
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たんぽぽすずめ。
横浜のベイサイドにてほの碧き射手座の君に 恋の矢を引く
8
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田中ましろ
りんかくのない恋をした八月のつないだゆびさきだけが生きてる
9
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粕春大君
高き空より核落とす兵員に神父はのたまふ「神の加護あれ」
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falcon
竹槍とバケツリレーの青春を語りし母逝き幾年かへし
17
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たんぽぽすずめ。
純粋な悲しみだけが集うから海は空より 緻密に碧い
19
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水葉
十三夜今宵は灯りを持たずしてとろりと夜に抱かれるもよし
36
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ほたる
輪郭が一つに溶けてゆく夜に 罪と理性の境目はなく
59
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竹本未來
夏休み校庭に住む蛇口たち みな疑問符をかたどっていた
17
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たんぽぽすずめ。
一日を終えて素顔に石鹸の薫る貴女が一番好きだ
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田中ましろ
忘れてはいけないことを忘れないだけでは足りぬ西日が痛い
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紫苑
貝の吐く紫いろを受け容れし絹息づきてその色を増す
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