芳立のお気に入りの歌一覧
もぉりもり
虹を撒く夜には水を一対の金魚がすぐにまぐわう水を
2
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もぉりもり
毎日を微熱で過ごす婦人いて木枯らしのなか絵筆を握る
3
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横雲
数へ日のけふまで開く図書館に懐かしき本抱く人をり
8
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浅草大将
翼なくてつちに呻かふひとの身のいかでか鳥と空に歌はむ
8
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横雲
凍雲の覆へる街に待つ人の面影ばかりうきとしの暮れ
5
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浅草大将
護るべき一線いづこ「決断」に銃とりしてふカール・バルトの
8
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只野ハル
昆虫型知性体が二足歩行哺乳類の遺跡を歩く
3
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浅草大将
あしひきの山下かぜに今年もや雨は夜ふけに雪となりつつ
14
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浅草大将
薄なすさぶしき野山またも越すしら雪の降り菊もはやなく
9
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詠み人知らず
落ち葉なら軽い吐息で飛んでゆく ぁあ君はまだ土に返るな
17
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紫苑
並むことの安きにあれど杯を干す右手のほかに君のみえざり
8
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浅草大将
かかる身はただふるふなりぬばたまの夜露の恵みひそと受けつつ
7
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浅草大将
この鐘をちから限りとうつせみの命ひとつにあけぼのの空
5
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聴雨
おぼろなる年の記憶と重ねみる藍墨の夜に満ち足りた月
11
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光源氏
いたづらに君が言の葉まちわびてけふも濡れゆく宇治の宿り木
21
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紫苑
ロレンスといへばと詠みしひとあるをふと偲びをりかれの訃報に
10
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紫苑
きしきしと夜をつひばむ星ぼしゆしたたる熱のあをじろきこと
13
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聴雨
山茶花の夜目にも白き花落ちて儚き星の行くすゑあふぐ
8
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浅草大将
ひとひらの風の花だに散りもせでそらの空なる雲の上の春
9
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光源氏
つはものの越すに越されぬ勿来関うらみは雪になど残るらん
11
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