紫苑のお気に入りの歌一覧
浅草大将
花の跡をこのめはるかに眺むれば緑を込めてかすむ山の端
20
もっと見る
村上 喬
思い出は一陣の風振り向けば名もない花が足跡に咲く
16
もっと見る
falcon
ながめするいつか晴るべき春の雨あはれ鬱金の散るいしだたみ
12
もっと見る
falcon
尽くるなき話にかはす花の杯春行きくれて君旅立ちぬ
8
もっと見る
falcon
ゆく春を惜しむ涙と肩に散る花の参道醍醐寺の雨
11
もっと見る
悠々
はつかしき日々をかさねて迎へたる 古稀といふ朝ただ有り難し
34
もっと見る
林林
息切らし遊び疲れた子どもたち躑躅の蜜を吸いに集まる
20
もっと見る
松本直哉
みどりなすくさかきわけて土ほりぬ金魚一匹死なしめしあさ
8
もっと見る
浅草大将
うたかたの消えぬうらみは残すまじかへりみなみの海に砕けて
10
もっと見る
只野ハル
薬が効いたか偶然か父の平穏このまま続けと願う
13
もっと見る
只野ハル
可哀想弟一家はそう言って退院させよと我を押し切る
9
もっと見る
舞
大空を飛ぶ日もありや折り紙の飛行機と吾雨に降られて
14
もっと見る
只野ハル
楽しくて元気が出て涙も出た綾戸智恵のライブを聴いて
11
もっと見る
falcon
かぜそよぐ樺の瑞枝は遠き日の心のあはき色と見ゆらむ
8
もっと見る
詠み人知らず
五歳児が深くため息ついている我慢を識った診療台で
13
もっと見る
松本直哉
ラケツトを背負ふをとめの朝戸出の一重まぶたのひとみすずしき
6
もっと見る
村上 喬
戸惑いの二つの夜は溶け合って背中合わせに朝を迎える
59
もっと見る
まぽりん
夕闇にたどる吉野の山道は梢かすめる月をしるべに
29
もっと見る
リンダ
ちち寝込みわれも寝込んで嬉々として動き始めるははがいるなり
15
もっと見る
へし切
老いぬれば埋み残れる蛍火のせつなき思い内にとどめん
25
もっと見る
[1]
<<
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
>>
[780]