粕春大君のお気に入りの歌一覧
紫苑
迷ひつつ歩むみぎはにますかがみ蓮のかげのただに揺れをり
5
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桜園
花少なき冬の小路に咲いている日本水仙の清らかな白
16
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河のほとり
春はまだ遠しと思へば降り頻ける雪しづかなる里のともし火
5
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横雲
明ぬれば残るともなき冬灯し寝覚めの窓に色や添ひける
3
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春咲
輪の中で 迎へし年の 春やいかに 蹄とともに 吉事もきこゆ
25
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光源氏
酔ひの中に心は深くうづもれて姿さびしき松のしら雪
13
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芳立
うぶ声の漏るる窓にもかばね散る野辺にもおなじときはまつ風
7
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浅草大将
うっかりと近寄りゃ命はないやがら氷がとけて滝の底だぜ
10
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芳立
さればこそわれは穢さめひさかたの空あをあをと雲ひとつなき
13
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みやこうまし
東山西山越えし夕光にぼんぼりのごと赤く染みたり
14
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紫苑
玉の緒のうつつにあらず暮れなづむ空をかがよふうすくれなゐの
12
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デラモルテ
人絶えし日陰に朽ちる寒椿雪の褥を待てず散りなむ
13
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デラモルテ
身を賭して戀ふるも儚き未練花雪に混じりてはらはらと散る
10
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聴雨
あらたしき年を寿ぎ降る雨に花くれなゐの匂ひ立ち初む
11
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桜園
初日の出雲にかくれて見えねどものちにい出くるわが人生もがな
20
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白亜
鳴る神の音の轟く遠つ空 雲の深みに罪ひとつあり
12
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デラモルテ
冬晴れに吾妻小富士の凛々と冴え渡る白澄み渡る空
5
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芳立
初昔かへりみすればあらたまの年のさかひもあらぬ空かな
11
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芳立
雪吹雪さては翼もあふられて二の字二の字に混じる一の字
8
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弦跳
遠回りしてや帰りし日もいつか 藍方石の月に誓へど
3
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