詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
葵の助
スーパーにおせちと餅が並ぶ今日クリスマスなどなかったように
10
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敷島ヤマト
新宿のサザンテラスの雑踏を掻き分けてももう君に会えない
3
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氷魚
頭より心臓にやはり近いのか胸が痛いと呟くこころ
16
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楓
室生寺の七百石段登り見下ろして見る奥の院から
7
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まるたまる
するすると君は器用に向きを変え吾の爪先「冷たい」と抱く
6
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蒼井 月子
「逢いたい」の「た」の字あたりでつまづいたできないことと知っているから
11
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蒼井 月子
弾かれてむくどりの群れ冬空にあの日破った手紙にも似て
6
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まるたまる
情熱を固い蕾に閉じ込めてルージュをひいた白き山茶花
11
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七色コイン
指輪さえ買えずに俺は想ってる 現世にもがく 現世にあがく
16
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紫苑
ミシンもて布巾縫いをる寂しさよ午睡の猫の傍らにゐて
13
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ゆべし
どこからか思わせぶりに蜘蛛の糸手招くように風に揺られて
4
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falcon
通勤の足下に散る菩提樹の白き実砕け生くる術なし
8
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リンダ
月曜のけだるさ乗せて地下鉄は朝日も浴びれず闇の中へと
10
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芳立
人々のうめきに花は咲きもせじ日毎に国をなぶる寒風
10
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光源氏
水ぎはにそよと吹き散る紅葉葉よ錦あやなす秋の調べに
12
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小夜子
言葉ではもらえない分抱きしめる君の温度に自惚れている
7
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リンダ
柿二つ剥いてとねだる口元をナイフ回して何故か見惚れる
16
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薫智
距離感がわからなくなるだんだんとくすぐったくてどうしたらいい
12
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七色コイン
文を書く用意をすれば壊れたる万年筆の長き齢よ
15
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白亜
ほてりゆく身をゆるるかに静めむと胸に満たすは秋雨の香
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