林ユキのお気に入りの歌一覧
由良
PCのキーにて軽く滑ってく「あい」という文字落ち着きがなく
5
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浅草大将
重々と長き土手ゆく機関車の己が他には牽くものもなし
12
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まき
まよなかのへやで「いきててよかった」とつぶやくひとりぼっちのひつじ
12
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羽
あとがきにしるす思いとしるさずにしずむ思いをなみ縫いにする
22
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やすむ
今日の日を思い出すかな十年後少なくなった蝉の声とか
3
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たんぽぽすずめ。
陽の透ける一つ銀杏の落葉を二人の無地の冬のしおりに
16
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トーヤ
浜松の駅でぶつかるものがあり雨は東へわたしは西へ
12
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きりあ
蒟蒻を手綱につくる母の背が小さく見えて冬が近づく
22
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ことり
秋の雷ふいにとどろく夕暮れに標本箱の蝶が羽ばたく
9
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銀ねず
東京の空のせまさと人いきれ海ゆきのバスに飛び乗るふたり
8
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シュンイチ
絶滅が危惧されている ひっそりと生きているわが地学の先生
10
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羽
星たちが島のようです仄暗い銀河をおよぐプラネタリウム
21
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芳立
雨の夜のこころは晴れずいたづらにひのきの香のみ閨にみちたり
12
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浅草大将
書きつけし手帖のうへの黒文字を誰みづいろの恋歌と言ふ
22
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やねうらねこ
足もとにガラス越しなるうづ潮のあまた小さくまはる淋しさ
8
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山桃
優曇華の花ののちにてまた逢はむ草蜉蝣のあをき羽衣
17
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只野ハル
梓川岸辺に立てばさざ波の音も寂しき春の別れよ
11
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只野ハル
笑い声が絶えた部屋の片隅きみの落書きさびしそう
1
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ことり
絵空事ばかり言い合う夕暮れに冷たい梨をしゃりしゃりと食む
16
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聴雨
ひっそりと更けゆく秋に独りゐてふとくち遊む「里の秋」かな
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