みをつくしのお気に入りの歌一覧
緒川みるな
烏羽玉の 闇夜の宙に 浮かびゐる 幽けき光の 上弦の月
3
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名鈴
秋深み 風も冷え入り よきことは 君の温みの 際やかなること
11
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恣翁
老い果てば 悠々自適に暮らしたし 然れば我こそ 恣翁と名乗らめ
18
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滝川昌之
朝陽受け真鯛色したうろこ雲 恵比寿様なら釣りたき美空
21
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ななかまど
西の窓まだ明るくて秋の暮れ「かぜのてのひら」淡き陽のもと
7
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び わ
秋の空恵みの風が頬を撫で今日の始まり妻の一句で
7
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名鈴
たゆたひて 睦るる蝶ぞ 長閑けかる もし君居ずは それも知り得ず
5
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名鈴
さがなかる 人の物言ひ 届かざる 水底にこそ 籠り居たけれ
9
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名鈴
深めゆく 涙の淵の 水上は 我のみならで 君より続くな
6
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うすべに
肥料撒くビルの隙間の葱畑 土いつくしむ都会の農夫
5
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南都
カウンター灯りを求め角席で初心者古典文庫本読む
6
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横井 信
薄絹のマスクしている秋空にそっと流れる枯れ葉のしずく
10
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滝川昌之
冬用の入浴剤は固まって去年の冬の湯気残しおり
20
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名鈴
まつ虫は ひたぶるに鳴き つまを呼ぶ 羽破れ果てて 命尽くるまで
13
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横井 信
露ひかる今日の朝陽は雲の中 冷たい風に恋しい上着
9
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南都
キャンドルに色とりどりのスピリッツ搖れて搖られて我を誘ひをリ
4
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滝川昌之
最初から取り分けられた寄せ鍋にコロナ解雇の奉行淋しき
13
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名鈴
花枝を 渡りたる風 運びくる 金木犀の 甘く光る香
8
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横井 信
夢うつつ祭り花火の音を聞くドアの外には明るい世界
3
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名鈴
庵にては 物好みぞと 囁かる 世に同ずる人 あるは頼もし
4
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