詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
南都
北風の木枠の窓より忍びくる凍った指に頬晒したし
2
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名鈴
口惜しと 思はぬやうに 励むべき なれど気付けば 君に惚くよ
14
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草木藍
オリオンの頭上にあれば今日も晴れ朝の暗きに仕事に出づる
9
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横井 信
大空を仲間と共に渡りゆく鳥の背中に星は産まれる
11
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KEN
この秋を 留め縫ふかは 女郎蜘蛛 桂花の下枝 雨に冷えつつ
9
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灰色猫
老いてゆく衰えながら抗ってまだ青春の只中にいる
8
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滝川昌之
ドングリをむさぼる栗鼠のホッペタの小刻み止まず幸せいっぱい
13
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みをつくし
夕闇にひとつ灯りてまたひとつ 業なし終へし暖けき窓
18
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ななかまど
樹々の葉の紅くなるまで費やせし時と力に人はうたるる
14
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灰色猫
あしらわれ傷つくときも微笑んで相手を労わる愛を出せたら
10
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灰色猫
時という無常なものを前にして今日も命を賭けただろうか
13
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みをつくし
紅き実をはらりと落としつ花水木 移ろふ葉色も艷やかなりし
20
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名鈴
幾返り 夜を過ごすだに 会ふ度に 更に恋する 我ここに待つ
12
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名鈴
おせろーのようにしっとにくるってはいとしいひとをうしなってしまう
7
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うすべに
だぶだぶのシャツだと忘れて左手でボタンを探す日曜の朝
8
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KEN
はごろもの 柔さの程に 降り染めて 花野宥める 今朝の雨かな
12
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うすべに
追憶の溶けたかおりに立ち止まる せつない胸に青すぎる空
10
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横井 信
秋色の桜並木を楽しげに小さく揺らす鮮やかな風
14
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滝川昌之
物分かり良さげに沈む秋の陽よ粘れば叶う恋もあるのに
22
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ななかまど
今はもう子育て遠し運動会準備体操かすかに聞こゆ
7
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