詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
名鈴
鄙に住み 籠り居りける 我なれば 本こそ世知る 縁と頼め
12
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蔓葵
うは氷むすぼほれたる浮舟のこがれてもなほゆきなやみつつ
14
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千映
茜空ゆっくり眺められるのは介護の日々が過去となるから
10
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林林
成人の日に働ける美容師さん二十歳だけれど式より仕事
15
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夢士
晴れやかな着物姿にほれぼれと見やる写真は巣立つ姪の子の
12
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ななかまど
連れだちて去りたる梅の枝さきに揺れ残りたり春を待つ日に
13
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滝川昌之
成人の式に行く子が礼を言い涙ぐむ妻見て貰い泣く
16
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リクシアナ
ピアスホール二つ休ませ二十歳の子晴れ着の華は都会の恋か
17
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ななかまど
ねずみの子賀状となりて華やぐもこれが最後と手書きの寂し
15
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蔓葵
いりあひの夕暮れいそぐ山の端におくれがちなる冬の夕づつ
14
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滝川昌之
まだやっと成人式は登山口 難所急所はその先にある
25
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横井 信
読み終えた本を閉じれば夕暮れに不意に聞こえた鳥の羽ばたき
14
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へし切
越前の荒ぶる風に耐えて咲く 人も斯くあれ 水仙の花
26
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林林
ため息ともつかぬ吐息を感じとり「どうしたの」って聞いてくる子よ
13
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蔓葵
うち匂ふ風なかりせば射干玉の夜のにしきをしら菊の花
13
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横井 信
すれ違う僕の知らない思い出に視界が揺れる暖かい冬
15
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KEN
ななかまど いつつぶむつぶ 噛み碎き 街で野猿は ちひさくまろむ
12
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リクシアナ
背にあかき母たる罪の十字架を負う身にあまる冬の月影
16
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名鈴
来し方の 祖父祖母の 生きし世と 遥かに移る 行く末なめり
12
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ななかまど
かきつばた白く飛び立つ気配あり悲しみ越えし人の庭先
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