里香のお気に入りの歌一覧
文目
吐く息の白を手の中収めても なおも取れない指先の赤
6
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び わ
百日紅強い陽の中美しく何を想うか青空を背に
6
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灰色猫
踏み出せば友らはすでに向日葵で私はひとり紫陽花のまま
16
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蓮見ゆう
しんしんと静寂の帳下ろされたこの夜だけはわたしたちのもの
5
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ながさき
流れ去る 大河の中に うたかたの あぶくをひとつ 殘せれば良し
12
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横井 信
まっすぐに入道雲へ延びている夏の小道でバッタは跳ねる
12
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舞
満ち欠ける月を眺めて幾刻か 欠けゆくのみの 我の影かな
9
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千映2
下したて白ティーシャツにラー油つく乙女心が傷付くように
7
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飛和
思い出を順に手繰れば艶やかな寄木細工の小箱が開く
7
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香林 塔
氷上の薄荷と莓まはしつつラ・マルセイエーズ口ずさむ二時
2
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詠み人知らず
バスの揺れ 眠りを誘う 心地よさ 握る小銭に 心踊らせ
9
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Aquarius
昔から君らは奪うばかりだな憎しみくらい与えてくれよ
3
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恣翁
所在なき暮らしに倦みて 貝殻に耳を当て 聴く遠き海鳴り
15
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灰色猫
水色にほのかに染まる若鮎が群れをなしては夏を告げくる
12
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Aquarius
刷り込まれ裏切られなお欺かれ今は無邪気に子供よ遊べ
2
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灰色猫
ありふれたごく平凡な手のひらで水を掬えばきらめくばかり
14
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灰色猫
太陽の匂いの本に恋をした何度も恋した青春でした
8
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可不可
雨くもり晴れて見あげる青空は マスク外した笑顔さながら
6
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ハーコット
この愛の確かめ方がわからない 失ってから沁みるものかも
7
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灰色猫
白色の十字の墓が立ちならぶそれらすべてに秘密が眠る
9
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