夏深のお気に入りの歌一覧
び わ
八十路過ぎ未だ彷徨う闇の道家内と共に明かりいずこと
7
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舞
故郷にすでに人無き我が身なり住めば都の根なし草かな
11
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ユキ
後悔の 海に懺悔を 沈めても 浮かばれないの すくわれないの
11
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うすべに
すれちがう きみの香りに振り向いた あたしを笑う見知らぬ背中
12
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舞
洗い髪乾くも待たず触れる手の濡れるにまかせ夜に溶けゆく
28
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舞
我もまた旅人ならん雲一つ流れる彼方心惹かれて
37
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舞
エサ漁るゴミ場も寒き冬の日の鴉一羽の白き朝かな
4
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舞
ダムの湖に仲睦まじき道祖神ひとなき村を守り沈める
9
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夢士
夕暮れの月影清か十二月さくら紅葉に上弦の月
12
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松本直哉
知られじな夜もすがら吹く木枯らしに散るもみぢ葉のつもる思ひを
10
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千映
半世紀前の失恋思い出すクールミントのガムは噛まない
5
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肘P
コーヒーの飲み方くらい真似させて 砂糖はなしでミルクを一つ
9
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水色一揆
草臥れた老いし山羊ありもろともに寝転んで聴く入相の鐘
6
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水色一揆
さしのべしその手懐かし白椿未生の姉は中空に萌す
10
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水色一揆
錦秋の山巓に立てば蒼穹の白き御嶽神さびて見ゆ
6
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遠井 海
福豆のくず散る部屋に小鬼らが静かに眠る立春の明け
57
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洩矢転石
「じゃあね」って手を振り帰っていくきみの向こうで光る青い逃げ水
36
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うすべに
いちょうの葉 砂場で遊ぶちいさな手 拾い走れば黄色いちょうちょ
9
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横井 信
昨日より少し膨らむ上弦の月と今夜も明日をかたる
9
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へし切
戦とて誰が望みて死に行くか平和の在るは散華の上に
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