詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
へし切
お名前は?何歳ですか? 爺に問ふ 久方ぶりの稚き顔
13
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可不可
ねぇ坊や女の人の胸のところ 布きれ引っ張っちゃ駄目だよ
4
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滝川昌之
パティシエがホールケーキを塗るように野分がつけた浜の風紋
16
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詠み人知らず
かなかなや夕暮れどきにしきり鳴くお盆も過ぎて分けなく哀し
12
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煩悩
もりふかくひとみをとじるミミズクはあれはたくさんさよならしたのよ
6
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夕夏
あおりせいじはあいてにせずにじきをまつかぜがふかなきゃおちるたこ
3
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KEN
ただ 時は 流るのみらむ 濃く淡く 月の燈りに 稻穗の香り
12
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横井 信
夢を乗せゆるやかふわり波ゆする風に流れて海渡る蝶
17
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可不可
貴重品とられなくても左胸の奥の抽斗かき回されて
8
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夢士
照り付ける夏日残りて蝉しぐれタオル片手に木洩れ日のなか
12
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詠み人知らず
秋暑し遠く叡山深緑の横たふ峰に白雲たなびく
12
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滝川昌之
コンビニのドアが開くたび垂れ流す冷気に掛けた地球(ほし)の資源よ
17
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コタロー
盤上に黒白石を置きたれば宇宙の如き無限の膨脹
10
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コタロー
掌の上の魂重し空蝉のカラリコロリと風に轉がり
12
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吉野 鮎
野分過ぎ十六夜の月蟲の聲逝きし人らに獨り送り火
14
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夢士
小さき子ら走り回りて育ち行く吾の歳数え子らの顔見ゆ
13
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横井 信
真っ白に砂浜をやく太陽とサンゴの海に聞く鳥の声
13
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うすべに
さよならと懐かしい顔おもう宵 送り火に添う十六夜の月
12
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滝川昌之
旧友が帰った後は花火殻 集めるように戻すアルバム
22
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詠み人知らず
月照らす草の間に鳴く蟋蟀のリズム奏でる夜の秋風
12
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