詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
桜枝巧
偽物のひとみがほしい 偽物のイルカをイルカと思えるような
3
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舞
子供らの駆けてゆく背を眺めつつ一歩一歩と雪鳴りを踏み
10
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月虹
散歩用とお出掛け用のスニーカー今年ダンス用を買いぬ
50
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詠み人知らず
情報の恩恵知らぬ弱者など切り捨て前へ走ってくペン
11
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西村 由佳里
肌色の原稿用紙に書いてゆく少女手袋降り続く雪
6
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あゆか
一目ぼれ正倉院の宝物にあっちもわれを待っているのさ
7
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灰色猫
なつかしい君の名前が彫られてる机を想う授業参観
21
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灰色猫
だれひとり民などいない王国の玉座としての座布団がある
14
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灰色猫
乙ちゃんと渚に書けど流れさる暮れゆく海の浦島太郎
14
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近江の人
幹線の高木やっとバッサリと明るい空が喜んでいる
2
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詠み人知らず
葉や花のかはりに神経まき着けてイルミネーションみたいな枯木
5
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呉竹
強烈な求心力で飲み込んで一点だけの影になりし日
6
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横井 信
少しずつ 日の出の時間 早くなり 日向が増えた 駅までの道
17
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煩悩
閉じられるシャッター街の思い出に冬の望遠鏡を買うあなた
11
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詠み人知らず
親愛なる まどろみからの芽吹きしたあの子へ贈れるエアーインチョコ
8
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灰色猫
営みの喜怒哀楽が演技ならわたしは猫をやめようと想う
20
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灰色猫
皿として生まれたからには天地の命の賛歌と生きねばならぬ
17
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灰色猫
大人への試練のひとつ壁として小学校の割り算はある
16
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千映
グダグダ日 月に三度で母介護している吾にご褒美あげる
8
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詠み人知らず
花道は春こそ歩め 雪ふたたび降りし雲居の帷まき挙げ
8
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