水月のお気に入りの歌一覧
舞
子供らの駆けてゆく背を眺めつつ一歩一歩と雪鳴りを踏み
10
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萱斎院
うらむとも跡なき雪もあはれなり やがて消えはつさだめなりせば
7
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夢士
雪解けや冬の陽だまり仏の座可憐に咲きて春を呼び寄す
15
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夢士
丹沢の連山映ゆる朝の陽や並ぶバス停はく息白し
15
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灰色猫
乙ちゃんと渚に書けど流れさる暮れゆく海の浦島太郎
14
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灰色猫
電脳に悲しい判断ゆだねればオイルの涙を流すでしょうか
12
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舞
いや盛かに粉雪の降り積もりゆく静寂に更ける北国の夜
6
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灰色猫
恋という熱が冷めないそんな夜におでことおでこで検温なんて
16
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灰色猫
大人への試練のひとつ壁として小学校の割り算はある
16
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コタロー
手袋の片方のみが杭の上相方探し寂しさうなり
10
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舞
十七の春には遠き老いのみの朽ちてゆくのみうつろ木のわれ
7
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吉野 鮎
冴へわたる如月の空オリオンの億光年の燦ざめく煌めき
13
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吉野 鮎
如月の眞夜の街路に冴ゆる氣のピンヒールの音透明を刻む
17
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夢士
歌よみてふける冬の夜深々と月は欠けゆき下限となりぬ
13
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灰色猫
井の中の蛙が海を見たようなうるんだ瞳で見つめていくね
16
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灰色猫
つなぐ手もかさなる影もないままに孤独な帰路で出会えた猫です
18
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舞
幼な子の雪掴まんと小さ手を伸ばしよちよち歩む立春
11
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灰色猫
惑星にこんなに人があふれてる巡り会うまですれ違おうね
20
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滝川昌之
やさしさは掻かれた路肩の雪にある枝に干された手袋にある
25
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へし切
みそらには花ぞ散るらし奥山のはるか雲居は春にやあらむ
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