中野美雄のお気に入りの歌一覧
灰色猫
世界には私と蝉しかいない朝ねむりへ誘う残響に落つ
19
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滝川昌之
夏空に声かけられて肩見ればホバリングしてはかすめるトンボ
23
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詠み人知らず
涼しさをちりんと運ぶ風鈴に 合わせて揺れる 金魚玉の尾
16
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inosann
見直して手なおししたい箇所のある日々の投稿 人生に似て
24
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詠み人知らず
ミツバチが 白蝶草の 蜜集め 朝一仕事 夏の匂ひと
5
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吉野 鮎
野薊の花むらさきにふる雨は棘にほろほろ粒と零れて
11
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コタロー
蝉時雨聞こゆる道に蟻が引く二枚の羽根と消えた身體と
11
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コタロー
青嵐緑の波が沸き起こり蜻蛉搖れてバランスをとる
6
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千映
珍しき郷土の力士 宇良関に府民の夏は益々暑く
10
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石川順一
コーヒーを頼んでパンを一つとるカートが多く集合して居る
18
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詠み人知らず
「隨分と久方ぶりの診察ね」 受附のひと 皆の過去知る
7
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リクシアナ
夏の雨白き行方の鉄橋を汽笛雄々しき単行のキハ
24
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kingface
夜は明けて山鉾消ゆる跡はただ交ふ人もなく夢のごとしや
5
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リクシアナ
沿線の奈井江の街は雨霞みホームに青き紫陽花が咲く
24
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関山里桜
髪を切ることに決めたの 少しでもあなたに惜しいと思われたくて
6
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へし切
夏なれば山響むまで鳴る神の名のみにあらずあな忌みじかり
27
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舞
蝉鳴けよ短かひと夏みじか世をいたずらに生く我を悼みて
11
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灰色猫
その崖の奇跡の花の香嗅げば幾多のたましい歌になるらし
18
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只野ハル
待合のソファーでうたた寝病室に戻りトロミの茶を含ませる
12
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松本直哉
鼻緒よりペディキュアの爪ひからせて祭り太鼓へいそぐ乙女子
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