吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
みのる
この梅雨の仕舞ひとならむひたすらに街打つ音をひたすらに聽く
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灰色猫
翼など生えてないけどこつこつと夢に向かって滑走中さ
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灰色猫
しゅわしゅわをぐびぐびしながらぷにぷにをもみもみしてるごろごろなあさ
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横井 信
背丈より大きく伸びた雑草をかき分け迷う小さな一歩
12
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KEN
この雨に 何消し去らむ 忘れ草 年古る毎に 荒ぶ心の
11
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灰色猫
卒業の記念にバイクで旅をした琢磨の川が牙をむくとは
12
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灰色猫
白竹をまず掘るところから始まった幼い頃の七夕の日
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可不可
剣山を逆さに刺して掻き毟る様な雨脚 コロナ列島
9
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名鈴
山猿は 似気無き都へ 出で立つが 半らで目眩れ 岩屋へ逃げり
12
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KEN
雨匂ふ 風にこもごも 刻み搖る 振り子のやうに のうぜんかづら
9
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灰色猫
ほたる火が誰かを想う恋歌ならなんてきれいな合唱だろう
14
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灰色猫
どの歌を最後に残しておくべきかおのが心を問われる如し
16
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滝川昌之
ぺちゃんこに百本あっても逃げられず轢かれたムカデの足を弔う
14
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滝川昌之
幼子と葉裏を探す老人の緩き歩みを真似るマイマイ
16
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夢士
水無月の夜の散歩の雨の路何処の庭の梔子の花
11
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可不可
青いマント裏がへしたら雨つづき マジシャンみたいな夏の気まぐれ
9
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名鈴
口よりも 先に指で 味はふを 知らぬ枇杷皮 剥くを厭ふ子
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名鈴
手水舎も 縋る鈴緒も 閉ぢられて 柏手のみで 拝む村社
14
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名鈴
人形を 納め詣づる 大祓 茅の輪も一人 静かにくぐる
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名鈴
音に聞く 夏越の夕食 調じたし 粟やら豆やら 入れ飯炊く
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